悩むな! 不動産営業マンは転職するが100%正解!!

不動産業界は他の業界に比べ、転職活動が盛んな業界である。良くも悪くも個人主義的な働き方に終始してしまうがゆえに、営業マン個人で築いて行かなければならない経験則は非常に多い。だからこそ今の職場に止まるべきではなく、常に次を見据えるべきだというのが筆者の主張である。転職をしようか悩んでいる不動産営業マンに対し、不動産業界の渡り歩き方、キャリアの形成、経験の積み方、そして不動産営業という職業人生をどう捉えるべきかということについて一つのメッセージとして記事を書いてみた。転職をしたいと考えているあなた、是非参考にしてもらいたい。

1.転職は最低3回

 いきなりだが、転職は40歳までに最低でも3回はしておくことをオススメする。
 というのも新卒で入社した一社目に関しては、社会人としてのベースを築くものと考えていただき、どの会社でも通用する専門性や養われるものではないからである。一社だけで培われたスキルは他社でもイコールで通用することはなく、あくまでその会社だからというぐらいの前提で捉えておいた方がよいだろう。そしてベースができたら一社目とは仕事の領域がかぶらない会社を二社目として選ぶと良いだろう。もちろん二社目に転職する年齢にもよるが、ここでは20代後半で二社目ということを想定している。
 二社目で新しいベースができたら、次は一社目と二社目それぞれで培ったスキルを発揮できる第三の会社を求めて転職をすべきだろう。おそらくここまでで30歳前半から中盤に差し掛かるあたりではないだろうか。この三社目で最高のパフォーマンスを出せるように頑張っていただきたいが、おそらくスキルとしてはまだ十分とはいえないだろう。年齢的な問題もあり社内における裁量もそこまで満足には与えられていない可能性がある。また給与面でもそこまで高くはないだろうし、おそらく短期間での飛躍的上昇は見込めない。
 大抵の営業マンがトータル2回の転職で上がりと考えてしまっているようだが、実はそこからもう一回転職をしなければこれまでの転職が生きて来ないのである。30歳もしくは35歳が年齢的には最後の転職のチャンスと考えている人が多いようだが、こと不動産業界に至ってはそのようなことは関係なく、むしろ様々な会社を経験している人の方が、それだけ多くのことを知っているということでもあり、複数回転職してきた人が重宝される話はよく耳にする。しかも35歳を過ぎて40歳近い年齢ともなれば、気力、体力、経験値、いずれを見ても最高に油が乗った時期でもあり、次期幹部候補としてヘッドハンティングしたいという企業もきっと多いはずである。転職者側からしても年収を大幅にアップさせるチャンスであり、役員への出世コースに乗ることも十分可能である。30歳前半を最後とした転職となると、平社員に毛が生えた程度の役職からその会社でのキャリアをスタートさせることになるため、管理職へ昇進するめでの時間が異常に長くなる可能性がある。それはつまり年収アップも遠い道のりということであり、同時に業務上の裁量もなかなか広がらないということでもある。
 お金も仕事そのものも小さくまとまってしまうことを考えると、タイミングを見て三回目の転職、4社目へのステップを早々に踏んで行くべきだろう。これは不動産業界だから許されることかもしれないが、その特殊な業界事情を上手く利用して自分のキャリアアップにどんどんつなげて行くべきだろう。

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2.石の上にも3年は嘘

 「石の上にも3年」という言葉になぞらえて一社にとどまることを促す人があなたの周りにもいないだろうか。正直言ってその手の発言は完全に無視して良いだろう。三年の月日を掛けなければ習得できないスキルというものは、少なくとも仕入れ営業というポジションに至ってはほとんど存在しない。大がかりな立ち退き行為等が伴い、長期スパンでしか業務を進めることができない、というような事情があれば話は別だが、2年程度あれば大方の業務は完了させることができる。しかも2年間で一案件のみということは通常なく、基本的には並列的に複数案件をこなしているものと思われる。
 業務を隅から隅まで100%マスターするという発想は捨て、7、8割程度マスターしたら、次に行くぐらいの気持ちで良いだろう。100%というのは10年やっても難しいと思ったほうが良いかもしれない。6~7割程度業務をマスターするには大して時間はかからない。そこから8割に近づけて行くあたりで身に付くスピードが徐々に鈍化して生き、8割を超えようとする頃から壁の存在を感じ始める。そう感じ始めたのであれば、上に伸びようと無理をするのではなく、横にスライドするイメージで新しい業務にトライすることをオススメしたい。守備範囲が広がれば、上に伸びる力も向上し、あなたの仕事上のスキルも全体的にレベルアップすることは間違いないだろう。「石の上から2年以内に飛び降りろ」が正解である。

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3.キャリアは薄く広くが最強

 前段の業務の守備範囲同様、不動産のキャリアについても薄く広く築いて行くべきだろう。本来であれば深く広く行きたいところではあるが、あらゆる分野を逐一極めるには人生は短すぎる。それに自分の専門領域を深く追求すればするほど、投資対効果が薄れて来ることはよく知られた話である。不動産業をあくまで金儲けのビジネスとして捉えているのであれば、7、8割程度業務をマスターしたのであれば、すぐに別のアセットタイプや別の不動産の職種に転換をはかるべきである。
 若い内はキャリアを上へ上へ積むのではなく、横へ横へスライドさせて行く方が結果的にあなたのキャリアに幅を持たせることになるだろう。そして今の専門領域の幅を薄く広げ続けることが、最終的に営業マンとしての深みをもたらし、あなたのキャリアそのものをより高い位置へと押し上げてくれることだろう。

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4.どうしても辞めたいあなたへ

 すでにそれなりの期間在籍している人は、いつでも転職して構わないと思う。どうにも今の職場、人間関係、仕事内容が自分に合っていないと感じているが、まだ転職したばかりですぐに別の職場を探すというのは、キャリア形成の側面からしても今後非常に不利な立場に置かれてしまうのではないかと感じているあなたに是非一言申し上げたい。
 今すぐにでも辞めて新天地へと行くべきである。なぜなら今の職場にとどまる限りあなたのパフォーマンスが上がることはなく、ストレスに感じるあまり経験値を養うこともままならないだろう。もちろん一定期間我慢することで、上司が変わったり、別の部署に移動させてもらえたりなど、ちょっとした環境の変化で上手く行き始めることもあるだろう。しかし転職したばかりだと上司が変わったり部署を移動したりということがほとんど不可能に近い。であるならば、不動産業界全体を一つの会社と想定し、転職することは部署異動や席替えのようなものと捉えるべきだろう。
 我慢することその会社にしがみつきたいとサラリーマン根性を丸出しにしているのであれば、いくらでもしがみついて構わない。しかし不動産業界でアタマ一つ抜けてデキる営業マンになりたいのであれば、いつかは独立起業、もしくはサラリーマンであってもそれに近いポジショニングを取れる働き方ができることを意識に置いて今の職務に邁進すべきである。つまり高い向上心を持っているのであれば、自分のパフォーマンスがまったく上がらない職場環境に仮に短期間であっても身を置いてしまうことは、なんらあなたのためにならないのである。短期間の在籍期間であればキャリアの形成という観点からポジティブに捉えてくれる会社は少ないだろう。
 しかしあなたが対外的なキャリアより自分の腕を磨き上げて自分の力でお金を稼ぐことを目標にしているのであれば、キャリア形成に関しては全く考える必要はないあろう。むしろ短期間であってもその会社から少しでもノウハウを盗み出すことができれば、あたなの勝ちなのである。短期間でも何かを習得できるということを学べたのであれば、あなたの合理的で、より効率的な職業人生を歩むことができるだろう。

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